『IlMilanista』は21日、「ジャンルイージ・ドンナルンマの義理の兄は、ミラン側が放出を決断したと批判した」と報じた。
先日ミランとの契約が延長されないことが決まったドンナルンマ。その後代理人のミーノ・ライオラとクラブは泥沼の舌戦を繰り広げている。
そしてドンナルンマとその家族にはファンからの激しい批判がぶつけられており、U-21欧州選手権ではニセのドル札がピッチに撒かれるという事件もあった。
そんな状況の中、ドンナルンマの義理の兄であるカルミネ・パオレッティ氏は自身のInstagramでミランを批判するコメントを投稿(現在は削除)。それがメディアを介して紹介され、炎上した。
彼は取材に対して以下のようにコメント。ミランが契約を延長しないことを決めたにもかかわらず、選手側が嫌がらせを受けていると指摘した。
カルミネ・パオレッティ
「ジージョ(ドンナルンマ)はミランのことを大事に思っている。
クラブが対話できる状況にあれば、関係を終わらせるべき理由はどこにもないように思う。
関係が完全に崩壊したということでない限りはね。私は、愛が全てを乗り越えさせてくれると思いたい。両者に責任があるのだからね」
(Instagramでミランを批判していたね?)
「私の言葉がそんなに大きな意味を持つとは思わなかった。
義理の弟があまりにも激しく攻撃されたことを知って、半ば本能的に反応した。私は8歳の頃からジージョを知っているんだ。彼を最初に認めた人間の1人なのだよ。
子供の頃から彼のプレーを見てきた。セリエAでプレーするという夢を叶えて涙を流した彼が、今後は傷つけられて泣いている。
サッカーの歴史を作り出してきたクラブに対して、自分の言葉が何らかの力を持つとは思っていなかった。
私はナポリのファンであるが、ミランを尊敬している。ただ、あくまで人間なのだ。
自分は公の人物ではなく、メディアで報道されることも頭になかった。4代に渡って守ってきた私の会社には、死の脅迫さえ届いている。
真実を言えば、ジージョはミランを離れると言ったことは一度もないのだ。彼は代表に集中したかったから、自身の未来を決める前に時間を要求した。
そして、最終的な決断をしたのはミランだった。そこからメディアの狂乱が始まった。ジージョには圧力がかけられた。だから私はあの投稿をした。
ジージョは契約が1年残っているため、穏やかに待っていたのだ。
どこかのクラブからのオファーがあるかどうか、ミーノ・ライオラに対してそれを尋ねたことすらない。彼はミランでの未来だけを見ていたのだ」