『Corriere della Sera』は19日、「ミランの経営最高責任者(CEO)マルコ・ファッソーネ氏は、ミーノ・ライオラ代理人はウソツキだと語った」と報じた。

先日ミランとの契約を延長しないことが発表されたドンナルンマ。16歳でデビューした神童は、18歳でチームを去ることを決断した。

彼に対しては各所で抗議のバナーが掲げられ、U-21欧州選手権で偽札が投げつけられるなどの嫌がらせが行われている。

それに反論する形で代理人のミーノ・ライオラが記者会見を開き、「ミランに脅迫されていた」と激白した。

しかしその直後、ミランのCEOを務めるファッソーネ氏は取材に答え、ライオラのやっていることはおかしいと宣言した。

マルコ・ファッソーネ

「誰も、ライオラにこれらの決定を下す権利があることを疑ってはいない。完全に規則の範囲内のことだ。そして、ビジネスの範囲内で合法的にあるものだ。

この苦難は、これが不快な方法にて取り扱われたことに関係している。クラブに損害を与えることなく退団することも出来たはずだ。

しかしながら、彼ら(ドンナルンマ+ライオラ)はこのように去ることでクラブに1億ユーロ(およそ123.7億円)の損害を与えた。

ドンナルンマは18歳でこれだけの価値を持っている人物だ。それはミランが彼に投資したからだ。そして、彼をトップチームで起用するという勇気を持っていたからだ。

彼がやらなければならなかったのは、『チームには残りたくない』と言い、契約解除条項が付いた契約を結ぶことだった。

そして世界最高のクラブが彼に関心を抱いたのであれば、その金額が支払われるのであれば、今夏でも移籍することが出来たはずなのだ。

例えば、レアル・マドリーがミランにお金を支払わずに終わるとする。するとお金はどこに行く?あのエージェントのポケットの中だ。

私に、ミランに移籍金が支払われるのであれば、少なくともそれは再投資されるのだ。イタリアのサッカーに対してね」

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