『Manchester Evening News』は20日、「マンチェスター・ユナイテッドに加入したヴィクトル・リンデレフについて、かつての師が語った」と報じた。

今夏ベンフィカからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍することが決まったリンデレフ。移籍金は3070万ポンドに達した。

そして、その20%は彼がデビューした小さなクラブ、ヴェステロースに支払われることになる。

先週のホームゲームでは1500人しか観客がいなかったヴェステロースであるが、この資金が入ることでスウェーデンでも最も裕福なクラブになりかけている。

『Expressen』によれば、ヴェステロースはすでにリンデレフの写真をVIPラウンジの上に掲示しており、クラブの象徴として扱っているという。

2010年に34歳でヴェステロースの監督に就任したカレ・グラナス氏は、当時チームの平均年齢を19.3歳に下げるという選択をした指揮官である。

その時にリンデレフをトップチームに引き上げたのだが、その時彼はまだ15歳であった。デビュー時の彼について、グラナス氏は以下のように話しているとのこと。

カレ・グラナス

「我々は、チームで最も経験があり、そして給与が高かった6名の選手を解雇したんだ。

なぜなら、新しいコーチとして私がそれを求めたからだ。彼らは正しい取り組み方を持っていなかった。次のステージに進むためにはね。

そして、若い選手たちの道を妨げていると思った。これによって、将来を持つ選手たちが『期待されている』と感じて欲しかったんだ」

「リンデレフは、いきなり子供のサッカーからトップチームにやってきたんだ。ユースの年代ではプレーしたことがなかった。ジュニアユースからそのままプロに来たんだ。

そして、それは大きな違いがある。ただ我々は彼を取り入れなければならなかった。

あの年代ではあらゆることが進歩していく。彼が非常に賢い選手であることは、誰もが見て取れた」

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