カレ・グラナス
「誰だって15歳の頃はまだそんなにいい選手ではないよ。才能はあってもね。
彼は才能があったし、正しい選択をして、適切な道を歩いてきた。あらゆる状況で、最も賢い決断をしてきた。
15歳では誰もそんなことは出来ないものだが、彼は練習でも試合でも常にそうしようとしていた。『どうやったらこの相手を止められるのか?』と考え続けていたよ。
彼は15歳の選手を相手にしていたところから、いきなりプロに来た。だからそれにどうやって適応するのか、管理するのか。
リンデレフは最初67kgしかなかったが、5ヶ月後には82kgまで増量していた。激しい努力をし、あらゆる練習で準備をしていたね。文句も言わず、いつも笑っていたよ。
我々は別に『これだけ増量しろよ』ということにこだわってはいなかった。しかし彼は準備をし、成長期になってからは素晴らしいフィジカルを保った。いい成績も残した。
あれだけの増量は簡単ではなかったはずだよ。やってみればわかる。我々が要求したわけではないが、彼はそれを達成し、しかも維持した」
(リンデレフは中盤でデビューしたんですよね)
「彼はセントラルMFとしてプロデビューしたよ。ボールを持った時に賢かったからね。あの年代では、おそらく中盤のスピードが彼にとって早すぎたんだろうね。それは特に奇妙なことではない」
「私は攻撃的なディフェンダーを置いたサッカーが好きだ。ただ、そこには状況をうまく読む必要も出てくる。
彼にはそれがあったんだ。自然にそれを身につけられたとは思わないが、どういうわけか若くしてそれを学んだんだ。状況を評価し、『今どうするべきか』ということを。
彼はどんなポジションでも良い選択をした。日々成長を見せ、スタメンに近づいていった。
ある日我々は彼をスタメンで起用することを決断したが、誰もそれに反対するものはいなかったよ。劇的なものではなかったし、そうするべき状況だったしね」
(オフの生活は?)
「非常に良い男だよ。あの穏やかな姿にはみんな驚くのではないかな。ポール・ポグバの全く逆の存在だと言いたいね」
明かされるリンデレフの仰天エピソード、ジュニアユースから…
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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