『朝鮮日報』は20日、「済州ユナイテッドのチョ・ヨンヒョンとペク・ドンギュに対する罰則が軽減された」と報じた。

5月31日に行われたAFCチャンピオンズリーグの浦和レッズ対済州ユナイテッドでは、延長戦から試合終了後にかけて複数の暴力事件が発生した。

サブであったペク・ドンギュが阿部勇樹の顔面に肘撃ちをして退場する場面があり、終了後には槙野が済州の選手に追いかけ回されるという形に。

最終的には、

▼済州DFチョ・ヨンヒョン:6ヶ月の出場停止処分、2万ドル(およそ219.9万円)の罰金

(退場処分を受けたにもかかわらず試合後にピッチへ侵入し、意図的に審判を暴行したため)

▼済州DFペク・ドンギュ:3ヶ月の出場停止処分、1万5000ドル(およそ164.93万円)の罰金

(119分にピッチへ突如侵入し、意図的に相手選手の顔を肘で打ったため)

▼済州DFクォン・ハンジン:2試合の出場停止、1000ドル(およそ11万円)の罰金

(試合後に相手選手の顔を掴むなどして暴力行為を起こしたため)

▼済州ユナイテッド:4万ドル(およそ439.8万円)の罰金

▼浦和レッズ:2万ドル(およそ219.9万円)の罰金

(試合後にチームの代表団も含めてピッチに侵入し乱闘に加わったため)

という形の罰則となった。

しかしこの裁定に対して済州ユナイテッドはAFCに控訴を行い、懲戒委員会の再審の結果、チョ・ヨンヒョンとペク・ドンギュの罰則が軽減されたとのこと。

▼済州DFチョ・ヨンヒョン:6ヶ月→3ヶ月の出場停止(9月9日から出場可能)

▼済州DFペク・ドンギュ:3ヶ月→2ヶ月の出場停止(8月13日から出場可能)

なお、記事によれば懲戒軽減の理由は「浦和レッズの選手達に挑発があったこと、チョ・ヨンヒョンに意図的な違反がなかったこと、模範的なキャリアを歩んできたことが認められたため」とのこと。

また、再発防止のために済州の選手が努力をしたこと、関係者による嘆願が提出されたことによるものだという。

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