『L'Equipe』は15日、「2009年にポーツマスの買収に動いていたスライマン・アル・ファーヒム氏は、窃盗罪で有罪判決を受けた」と報じた。

2009年、当時プレミアリーグに所属していたポーツマスのアレクサンドル・ゲイダマク会長は、クラブの売却先を探していた。

その候補として浮上したのがUAEの大物実業家スライマン・アル・ファーヒム氏であった。

そして2009年7月28日に契約が行われ、6000万ポンド(およそ89.81億円)での売却が行われることが決まった。

ところがその6週間後、アル・ファーヒム氏の資金不足のために買収の契約は破棄されることに。

さらにそれから数ヶ月がたったころ、大きな事件が発覚した。

アル・ファーヒム氏の妻は、自身の口座から500万ポンド(およそ7.48億円)が盗まれていることを発見。

それはアル・ファーヒム氏がポーツマスを買収するために使われたとされているが、妻はその行為に対して法的手段に訴えることを決断したのだ。

そして木曜日、アル・ファーヒム氏はUAEの裁判所で5年間の懲役刑を言い渡される事になったという。

スライマン・アブドゥル・カリーム・ムハンマド・アル・ファーヒム氏は1977年生まれの41歳。21歳でアメリカへと渡り、ビジネスを学んだ実業家である。

後にハイドラ・プロペティーズ不動産開発会社CEO、アラブ・ユニオン不動産会長を務めるなど、中東方面で最も影響力が大きい男の一人であった。

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