『Corriere della Sera』は19日、「ミランのオーナーを務めているリー・ヨンホン氏が破産する可能性がある」と報じた。
これまでも保有する資産に現実性がないのではないかという噂が流れていたリー・ヨンホン氏。
記事によれば、今回彼の持ち株会社である珠海中富(Zhuhai Zhongfu)の債務返済が滞っており、会社の売却を命ぜられている状況だという。
また、同じく彼の持ち株会社Shenzhen Jie Andeも破産状態となっており、それを数ヶ月隠蔽してきたとして不正行為の調査を受けているとのこと。
リー・ヨンホン氏はミランを購入するために7億4000万ユーロ(およそ977.4億円)の資金を投入した。
しかしこの際、通常の銀行からは資金を借り入れることが出来ず、俗に言う『ハゲタカファンド』であるエリオット・マネージメントから高利で多額の借金をしている。
現在リー・ヨンホン氏はその債務の返済が不可能になっている他、2つの銀行からも未払い債務について訴えられているようだ。
そのため、今後彼の資産が随時オークションサイトの淘宝網で売却される予定だという。
なお、珠海中富の売却命令は2017年2月に発行されており、ミラン買収を完了したときにはすでに破産状態だったと伝えられている。