ここ数年、サンフレッチェ広島は主力の多くを浦和レッズに奪われている。
2009年の柏木陽介に始まり、槙野智章や森脇良太、西川周作、石原直樹といった選手を毎年のように浦和に流出させており、「広島→浦和」はJリーグファンの間では最も有名な選手の流れとなっている。
ではこの「広島→浦和」のように、主力選手が相次いで流出するような関係性は他にあるのだろうか?
今回は編集部Sの独断でそうしたケースをいくつか紹介する。
1. 甲府 → 広島
流出した主な選手
・柏 好文(2014年)
・佐々木翔(2015年)
・稲垣 祥(2017年)
浦和に主力を奪われている印象のある広島だが、実は特定のいくつかのクラブから定数的に戦力を補強している。その相手先となるクラブの一つがヴァンフォーレ甲府だ。
J1王者として迎えた2014年、争奪戦を制して柏好文を獲得。柏はすぐさまフィットし主力となり、2015年のチャンピオンシップ第1戦では途中出場ながら1得点1アシストと大車輪の働きを見せた。
その後に加入した佐々木翔、稲垣祥もレギュラークラスに成長しており、今季も第1節で佐々木が長期離脱から復帰し、第2節では稲垣が決勝ゴールをあげている。