小野 伸二

当時のチーム:フェイエノールト(NED)
シーズン:2001-02シーズン
1年目のリーグ戦の成績:30試合3得点

デビュー以来、“天才”の名をほしいままにした小野伸二。母国でのワールドカップを控える2001年、高みを求めてフェイエノールトに移籍し海外挑戦へと踏み出した。

フェイエといえば同国で初めて欧州の頂点に立った名門中の名門だ。しかしクラブは日本で絶大な人気を誇る小野の影響力に着目し、聖地デ・カイプでのお披露目では、ヘリコプターからピッチに降り立つというド派手な演出で極東からやって来たスターを迎え入れた。

当時21歳の小野はその過剰な期待をものともせず、クライフが好んだ伝統の「14番」を背負いスタメンに定着。このシーズン、UEFAカップ(現在のEL)で快進撃を続けたクラブは、準決勝でインテル、決勝でドルトムントを撃破し、28年ぶりとなる国際タイトルを獲得している。

選出者:編集部H