毎年、ウェンブリー・スタジアムで行われるイングランド各リーグのプレーオフ。

下部リーグの選手たちにとって聖地でプレーできる栄誉ある機会でもあるが、5部の選手がやってしまった。

英5部で2位だったトランメア・ローヴァーズは決勝で4位ボレアム・ウッドと対戦。だが、キックオフが告げられてからわずか48秒後に…。

トランメアDFリアム・リデアルガが相手選手へのタックルで、一発レッドカードでの退場を言い渡されてしまったのだ。

あまりにも早い退場によってほぼ1試合丸まるを10人で戦うはめになったトランメア。さらに、前半のうちに交代枠を使い切ることにもなったが、見事に1-2で勝利して4部昇格を勝ち取った。

1884年創設と歴史あるトランメアは、2015年までの94年間に渡って4部リーグ以下に落ちたことがなかったチームでもある。

試合後、ミッキー・メロン監督は「彼(リデアルガ)はちょっと無謀だったね」とコメント。一方、戦犯にならずに済んだ27歳の左サイドバックは「選手たちは本当にファンタスティックだったよ」と気まずそうな表情で述べていた。

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