彼女の存在が、他のチームの「学習体験」に!
――京都のセンターバック石井咲希選手(写真:17番)は浦和レッドダイヤモンドレディース時代のチームメートですね。大滝選手が『FIFAマスター』で勉強している間、石井選手はなでしこジャパンにも招集されるようになった急成長中のDFです。マッチアップしてみて如何でしたか?
私がレッズLでチームメートだった時は、いっしー(石井のニックネーム)はずっとサイドバックをしていたので、センターバックと聞くと不思議な感じがしました。
球際に強いイメージはなかったので、そこは勝負してイケる!と思っていました。知っている選手が相手なので、やりやすい部分はありましたね。
ただ、足が凄く速くて、落ち着いていて、カバーリングの対応も良かったですね。今日も対戦してみて『これからももっと成長して欲しい良い選手』だと思いました。
――シーガルズは雪の影響で8月25日に延期となった開幕戦を除き、4試合を消化しました。2勝1分1敗というスタートで連戦を終える形になりましたが、ここまでの結果はどう考えておりますか?
正直、このゴールデンウィーク3連戦で勝点9ポイントを目指していました。その中での4ポイント(GW期間は1勝1分1敗)は満足していないです。
でももう終わってしまったことなので、ここからチームとして成長していけるかが大事です。なので、反省しつつ、引き摺らないで良い方向に行くようにやっていきたいと思います。
(※その後、第6節で静岡産業大学ボニータ相手に2-2の引き分け。5試合で2勝2分1敗の勝点8で4位。5月13日現在)
ちなみにこの日の対戦相手であったバニーズの千本哲也監督は、大滝について、
「うちのセンターバック石井と山本裕美の2人も今日は何とか対応していたんですが、それでも最終的にはやられてしまいました。ただ、彼女のような“個”の能力が高いストライカーが2部リーグにもいるのは凄いことです。
毎週のリーグ戦であのレベルのFWと対峙できれば、DFの個の能力も鍛えられるでしょう。フラットな目線で言えば、彼女の存在が競技力の向上にも繋がると思いますので良いことだと思います」
と、述べていた。