「前線で起点になれるFW」…なでしこに必要では

大滝は2015年5月に1度現役を引退し、『FIFAマスター』に入学・卒業。ちなみに同期には京都パープルサンガ(現・京都サンガ)から羽ばたき、マンチェスター・ユナイテッドなどでもプレーした元韓国代表MFパク・チソンも。

昨夏にフランスで現役復帰し、今季から中学・高校時代に所属した古巣へ加入した大滝。筆者が先月取材に訪れた際にも「2020年の東京五輪に出たい」と現役復帰した理由を語ってくれた。

そして、その直後になでしこジャパンが『AFC女子アジアカップ2018』 で連覇を達成。同時に来年開催される『FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会』への出場権も獲得した。

開催地のフランスは、オリンピック・リヨンを始めとして大滝が長くプレーしていた“ホームグラウンド”であるというアドバンテージもある。

――なでしこジャパンがヨルダンで開催されていた『AFC女子アジアカップ2018』 で連覇を達成しました。ご覧になられていましたか?

もちろんです!優勝という結果を勝ちとったことは凄いことです!

――あの中に自分がいたら、「こういうプレーをしているな!」などと考えたりするのでしょうか?

やっぱり、なでしこジャパンの前線の選手には小さくてスピードのある選手が多いので、「自分が前でしっかりとキープして攻撃の起点を作れるようなサッカーができると、自分も代表で1つのピースになれないことはないな」と思って観ていました。

――そんな代表への想いを聞かせていただけますか?

もちろん、代表への想いはあります。でも、今はシーガルズという所属チームのことが最優先です。

チームとしてしっかりと結果を残していくことで、代表という所に行けたら嬉しいです。でも、まだそこ(代表)へ執着し過ぎず、チームでしっかりとやっていきたいと思います。