「女イブラ」のようなゴール…その秘訣

バニーズ京都SC戦でチームの2点目となるゴールを決めた、ニッパツ横浜FCシーガルズのエース大滝麻未。

ややアバウトなフィードに抜け出し、ボールコントロールがイメージ通りには行かずとも決めきってしまう。相手からすれば理不尽にも感じられるほどの「個の力」を見せた。

それはまるで、オリンピック・リヨン時代に2トップも組んだ「女イブラヒモビッチ」スウェーデン女子代表FWロッタ・シェリンのような…。

――今日は貴重な追加点を決めましたね!

自分のイメージとは違うボールが来て、しかもボールをコントロールしていると相手にも当たって。上手くボールがこぼれて結果オーライという、あとは押し込めば良いだけのゴールでした。

――先制点もスルーを使って間接的にアシストされました。その場面に限らず、2トップを組む高橋美夕紀選手との連携は良かったですね!

そうですね。先制点の場面では逆サイドに走っていく選手が見えたんですが、同時に相手もそちらに気を取られていたのが分かったので、スルーで流しました。2トップの連携は最近どんどん良くなっていますね。

――バニーズはゴールキックから自陣でパスを繋ぐことも多いポゼッションサッカーを貫くチーム。それに対してシーガルズは高い位置からプレッシングをかけ続ける、という構図が続いた試合でしたね。

相手がボールを回してくるのは分かっていました。自分たちの2トップで奪えなくても、ボランチのところで奪えるようにプレスをかけたり。

挟み込んでボールを奪うという狙いが周囲と上手く連携・連動できていました。そういう意味では思惑通りにハマっていたと思います。