『China.org』は19日、「広州恒大のファビオ・カンナヴァーロ監督は、厳しい状況に立たされている」と報じた。

今季ルイス・フェリペ・スコラーリ前監督の後を継ぐ形で広州恒大の監督に就任したカンナヴァーロ氏。

昨季は天津権健を率いてリーグ3位という結果を残し、かつて指揮していた広州恒大に呼び戻される形になった。

また、弟であるパオロ・カンナヴァーロも現役を引退して広州恒大にコーチとして入閣しており、指導の環境も整っていた。

しかし、このところ競争が激しくなっている中国超級リーグで、7連覇中の広州恒大も苦戦することに。

ここまでの成績は10試合で5勝3分け2敗。さらに問題なのは、先日AFCチャンピオンズリーグで天津権健に、中国FAカップで貴州に敗れてしまったこと。

夏を待たずして既にタイトルは国内リーグしか残っておらず、勝利に慣れている広州恒大のサポーターや地元メディアには不満が溜まっているとのこと。

昨年夏にパウリーニョをバルセロナに売却したあと、ネマニャ・グデリをその後釜として獲得した広州恒大。チームは大きな投資を毎年行っており、昨年も170億円以上の赤字を計上している。

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