現在J3にはFC東京、ガンバ大阪、セレッソ大阪のU-23チームがそれぞれ参加している。

これらのチームは他のJクラブと異なり、いくらか例外的なルールが認められている。

そのレギュレーションを定めた「J3リーグへ参加するJ1およびJ2クラブが編成するU-23チームに関する特則」という資料には、知られざる内容がいくつも記されている。

今回は、意外と知られていないU-23チームに関するルールやトリビアを見ていこう。

1. 目的

Jリーグは、J1およびJ2クラブが編成するU-23チームのJ3参入について、以下のような目的があると記している。

Jリーグは、日本サッカーの将来を担う若手選手により多くの実戦経験を積む機会を提供し、もって若手選手の育成強化および日本サッカーの発展に資すること、ならびに、J3リーグの競技力および価値を向上させ、もってJ3リーグの発展に寄与することを目的として、次条において定義する「U-23チーム」のJ3リーグへの参加に関する特例的措置を講じることとし、本特則において、「U-23チーム」を編成しているJ1またはJ2クラブ(以下「U-23チーム編成クラブ」という)のJリーグ規約および関連する諸規定における権利義務等について定めることとする。

主な目的は若手選手に対するプレー機会の創出、日本サッカーの発展、そしてJ3の競争力向上の3つとなっている。

あくまで特例的な措置であり、そのために様々なルールを設けているようだ。