キックオフが近付いてきた今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝。
そこで今回は、大会の名称が現在のものになった1992年以降の決勝で「サプライズ」を起こした5つのチームを振り返る。
なお、選出は編集部Sの独断とする。
1. マルセイユ
シーズン:1992-93シーズン
対戦相手:ミラン(1-0)
得点者:バシール・ボリ(43分)
当時、黄金期を迎えていたミラン。
ライカールト、フリット、ファン・バステンの「オランダトリオ」を擁し、1989年から1990年にかけて連覇の偉業を成し遂げていた。
そんなミランを相手に勝利し、CLとしての初の王者に輝いたのがマルセイユだ。
当時のチームにはGKバルテズやMFデサイー、MFデシャンなど将来のフランスを背負って立つ若いタレントがおり、経験で遥かに上回るミランに1-0で勝利した(決勝ゴールは元浦和のボリ)。
しかし、後にリーグ戦での八百長が発覚。タイトルこそ剥奪にはならなかったが、王者としての活動が禁止になるなど試合後に待っていた結末も「サプライズ」と呼べるものだった。