5. チェルシー
シーズン:2011-12シーズン
対戦相手:バイエルン(1-1, 4-3 on penalty)
得点者:ディディエ・ドログバ(88分)/ トーマス・ミュラー(83分)
様々な逆境をはねのけ、ヨーロッパの王者に輝いたのが2011-12シーズンのチェルシーだ。
アリアンツ・アレーナで行われたこの年の決勝で、チェルシーが対戦したのはなんとこの会場をホームとするバイエルン。83分に失点し万事休すかに思われたが、直後の88分にドログバが起死回生の同点ゴールを決めチェルシーが土壇場で追いついた。
試合は延長戦でも決着が付かずPK戦に突入すると、5人目のキッカーである名手シュヴァインシュタイガーが失敗。するとドログバ最後のキックをしっかりと沈め、チェルシーが初めて欧州王者に輝いた。
あのジョゼ・モウリーニョでも成し遂げることが出来なかった欧州制覇。それを実現したのは、アンドレ・ヴィラス=ボアスの解任によって暫定監督のロベルト・ディ・マッテオだったというのは驚き以外の何物でもない。