『La Repubblica』は11日、「ミランのオーナーを務めているリー・ヨンホン氏は、イタリア人投資家との契約に合意している」と報じた。

昨年4月にミランのオーナーとなったリー・ヨンホン氏は、株式を買収する際に3億3000万ユーロ(およそ425.9億円)の借金をしている。

資金を貸し付けたエリオット・マネージメントは、その返済期限を今年10月に設定した。

利子を含めて3億8000万ユーロ(およそ490.4億円)の返済が滞った場合、クラブの保有権辞退がエリオット・マネージメントに移ることになっている。

ミランはそれに加えて今夏UEFAからファイナンシャル・フェアプレー制度違反で制裁を受ける可能性が高まっており、最悪の場合ヨーロッパリーグへの出場禁止が言い渡されるかもしれない。

リー・ヨンホン氏はこれを受けて株式の一部売却を検討するようになり、新しい投資家を探していると伝えられていた。

そして今回、イタリア人の実業家に一部株式を譲渡し、1億5000万ユーロ(およそ193.6億円)の資金を受け取るという契約に合意したという。

先日はUAEの王族サイード・アル・ファラーシへの株式売却を検討していると伝えられており、様々な手で資金集めに奔走しているようだ。

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