『Marca』は4日、「クリスティアーノ・ロナウドは、今年1月にレアル・マドリー退団を決めていた」と報じた。
今夏のマーケットでユヴェントスに移籍する可能性が高まっていると伝えられているクリスティアーノ・ロナウド。
ユヴェントスが1億ユーロ(およそ128.8億円)を投じてレアル・マドリーに獲得を打診していると言われ、どちらかというとロナウド本人が移籍を望んでいるという。
その理由は、今年1月にあるとのこと。レアル・マドリーはロナウドに関して「直接のライバルでなければ、1億ユーロの売却を認める」という紳士協定を導入したそう。
ネイマールやコウチーニョが移籍したあとだったことから、ロナウドはこれについて「侮辱された」と感じたという。
ユヴェントスはこの協定を利用して獲得に臨んでいるとのことで、ロナウドはそれを受け入れたい方針があるようだ。
ただ、それに当たっていくつかの問題はある。
まずはユヴェントスの資金の問題。ロナウドは年3000万ユーロ(およそ38.6億円)以上の給与を求めているが、これはゴンサロ・イグアインの4倍にあたるもの。
単純に獲得するだけではユヴェントスがファイナンシャル・フェアプレー制度に引っかかってしまう。
そこで、スポンサーのFIATがロナウドと個人契約を結ぶことで、ユヴェントスの負担を減らすというプランがあるとのこと。
ただ、もちろんこれも迂回契約であるため、ファイナンシャル・フェアプレーの調査を免れることはできない。
もう一つは、レアル・マドリー側が慰留しようとしていること。
ロナウドは退団を求めているが、レアル・マドリーは1億ユーロの紳士協定を中国やアメリカ向けに設定したため、ヨーロッパからオファーが来ることを想定していなかったのだそう。
そのため、レアル・マドリーは急遽ロナウドに新しい契約を提示する準備を進めており、彼が望む給与を支払う方針だという。