2位 香川真司(MF)

118.56メートル

1位 岡崎慎司(FW)

119.72メートル

あくまで走行距離を出場時間で割った数字であり、動きの質などは加味されていないデータだ。また、ポーランド戦終盤のようにチームの試合運びにも左右される部分がある。

そのあたりを考慮したうえで目を引くのは、2位の香川である。

オフザボール、オンザボールに限らず動きの質に定評の選手だが、今大会では動きの量も光った。攻撃はもちろん、守備における彼の効果的なプレッシングや細かなポジション修正が後ろの味方を助けた部分は多分にあった。

走行距離には表れにくいポジショニングの良さで攻守に貢献した乾も同様だ。

現代サッカーは攻守一体が常。攻撃的な選手が彼らと同じことを当たり前のようにできるようになれば、日本が“次の段階”へ進む日は近づいてくるだろう。

とはいえ、こうした動きの質と量を追及しているメキシコですら、7大会連続ベスト16敗退。「何が足りないのか」について貪欲に考え、様々な手を打つことが大事となる。

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