その3:もうひとつの選択肢
前述のように、アッレグリは4-2-3-1を好む。よって、指揮官はロナウドを最前線に配置したがるかもしれない。中盤からの支えを一手に受けることで、いい選択になりうる。
ドウグラス・コスタやディバラ、フアン・クアドラードらがロナウドの後ろで走り回ることで、CR7はファイナルサードで自由に振る舞えるだろう。逆にロナウドが落ちることで、味方が走り込むスペースを作ることも。
このシステムならば、アッレグリはMFたちを本来のポジションに配置できる。去就が不透明なイグアインを除く形になるが、ディバラとロナウドはパートナーシップを形成し、互いにゴール奪取の責務を分割できるかもしれない。
ディバラはアッレグリにとって肝入りであり、彼が輝きを放つ役割を指揮官が捨て去ることはまず考えにくい。このシステムならば、ロナウドとディバラの2人はうまくフィットしうる。
1トップの役目を果たすためにはファイナルサードで多くのランが必要になるだろうが、33歳になったロナウドは全くの衰え知らずだ。
ユヴェントスはレアルとのICCなどを戦った後、来月19日にキエーヴォとのセリエA開幕戦を迎える。