今年も『プレナスチャレンジリーグプレーオフ順位決定戦』が始まった。

今季の『チャレンジリーグWEST』で1位となったアンジュヴィオレ広島(以下、アンジュ)はその大事な初戦で、普段はサンフレッチェ広島が本拠地とするエディオンスタジアム広島に、EAST2位・FC十文字VENTUSを迎えた。

しかし、開始早々に先制点を奪いながらも、前半のうちにセットプレーで同点に追いつかれると流れが一変。後半には自陣でのビルドアップからボールを奪われて失点し、1-2の逆転負けを喫した。

それでも試合後、今季からアンジュの指揮を執っている貞清健一監督は、「自分達がやって来たサッカーは間違っていない」、と、今季から取り組んでいるサッカーには一定の手応えを口にしていた。

【プレナスチャレンジリーグ/プレーオフ概要】

プレナスなでしこリーグ1部、2部に続く、日本の女子サッカー3部に相当するチャレンジリーグは、全12チームで構成されている。その12チームを東西6チームずつに分かれて3回戦総当たりの全15試合制のレギュラーリーグを行った後、順位決定戦となるプレーオフが開催される。

そして、EAST/WESTの各1・2位による『プレーオフ順位決定戦1~4位』。このプレーオフの結果、1位は来季からのなでしこリーグ2部に自動昇格となり、2位は2部・9位チームとの入替戦に回ることになる。また、このプレーオフは1回戦総当たりの全3試合制のため、EASTとWESTの首位チームがホーム開催の試合を2試合戦えるアドバンテージとなる。