『ESPN」は20日、「元オーストラリア代表GKマーク・シュウォーツァーは、ウサイン・ボルトの強みは未熟であることだと語った」と報じた。
今夏オーストラリア・Aリーグのセントラルコースト・マリナーズに練習生として加入したウサイン・ボルト。短距離走で何度も世界王者に輝いてきたスプリンターは、32歳でサッカー選手への転向に挑戦している。
ウェスタンシドニーのマルクス・バッベル監督が「Aリーグでプレーするには100年かかる」と酷評したことで話題になったが、その一方でシュウォーツァー氏は以下のように話し、普通のサッカー選手ではないことが強みになるかもしれないと指摘した。
マーク・シュウォーツァー
「ウサイン・ボルトはいいチャンスを手にしたと思うよ。 セントラルコーストは彼が何かを持っていると思っている。だからこそチームに招き入れた。
大きな疑問として言われているのは、彼の年齢だ。Aリーグのクラブと契約して当然だといえるまでに成長できる時間が残されているかどうか。
ボルトのスピードは明らかに大きな武器だ。一方で、ボールコントロールをその速度に合わせるためには時間がかかるだろうね。
ただ、未熟であるが故の予測不能性こそが、対面するディフェンダーにとっては難しくなることがある。普通のサッカー選手がやらないことをするからだ。これは本当にエキサイティングなものになる可能性があるよ。
しかしやはり問題は、彼の32歳という年齢だ。かなり早く学習をしなければならない。そうしなければ、ボルトだって徐々にスピードが遅くなっていくのだからね」