金崎夢生(サガン鳥栖)
フェルナンド・トーレスとともに、深刻な得点力不足に苦しむサガン鳥栖へ救世主として加入した。
鹿島アントラーズではエースとして君臨し、今シーズンも前半戦で7ゴールと結果を残していた中での移籍ということで、大きく動いた今夏のマーケットの中でも、最大のインパクトを残した国内移籍といえる。
1年前にはヴィッセル神戸からの破格の条件でのオファーを蹴った経緯もあり、移籍後のインタビューなどからも今回の移籍に対して相当な覚悟が感じられた。
しかし、中断期間中の大型補強を経てもチームの成績は上向かず、現在も残留争いを抜け出せずにいる。
自身も加入後2ゴールしか挙げられておらず、決して満足してないだろう。その裏で鹿島がACLを制覇していることもなおさらである。
個人の出来に問題があるわけではないが、かけられた期待の大きさを考えるとここに名前を挙げざるを得ない。
新天地の背番号に44を選んだ理由の通り、チームも自身も幸せになれるか。残り試合に期待したい。