2日に行われたイングランド・プレミアリーグの注目試合、アーセナル対トッテナムのノースロンドンダービー。ライバル同士の一戦は、90分目が離せない展開となった。
10分にアーセナルがオーバメヤングのPKで先制するも、その後トッテナムがセットプレーからエリック・ダイアーのヘッドで追いつく。
そして物議を醸しているのが34分の場面。ソン・フンミンがペナルティエリアに飛び出して切り返したところ、ホールディングのスライディングで倒れ、PKの判定が下された。
しかしこれがどうも当たっていないように見えるとして、ファンや解説者がSNSでジャッジを批判する事態に…。ただもちろん判定は変わらず、ハリー・ケインのPKでトッテナムが逆転する。
ところが、粘り強くなったエメリ体制のアーセナルがここから力を発揮する。後半に入って10分あまり、ベジェリンのミドルパスから途中出場のアーロン・ラムジーが飛び出し、そのパスからオーバメヤングが同点ゴールを決める。
これで追いついたアーセナルは、76分にまたラムジーのパスから逆転に成功。前線で受けたラカゼットが粘ってシュートに持ち込み、ゴール左隅に流し込んだ。
さらにその直後、中盤からすっと裏に飛び出したルーカス・トレイラが加入初ゴールを決め、4-2と突き放した。
勝点3を奪取したアーセナルは、得失点差でトッテナムを抜き去り4位に浮上。一方トッテナムは今季4敗目となり、5位に転落。明暗分かれるノースロンドンダービーとなった。