25日に行われたアジアカップ2019・ベスト8の韓国対カタールは、0-1というスコアで終了した。
この試合に向けて5-3-2のシステムを組んできたカタールは、サイドはある程度捨てて、中央へのパスコースを遮断することで守りを固める。
韓国は最終ラインの外からのビルドアップとロングボールを使って押し込むも、なかなか決定的な場面には繋がらない。
さらにカタールは前半の終盤からサイドでも縦を切ってくるようになり、韓国は押し込み続ける展開にもしにくくなった。
攻めに行きたい韓国、そしてカウンターを狙うカタール。お互いの考えが正面からぶつかる試合となり、緊迫した時間が続く。
後半の半ばからはカタールの運動量が低下し、徐々に韓国が攻撃の時間を長くしていく状況となったが、それでもキム・ジンスのFKがポストを叩くなどゴールが遠かった。
そして78分にはカタールが先制点。バイタルエリアからアブドゥルアジズ・ハーティムのミドルシュートが飛び、チョン・ウヨンの股の間を抜けてゴールに決まった。
韓国はその直後にイ・ヨンのクロスからファン・ウィジョがゴールに押し込むも、わずかにオフサイドの判定で得点ならず。
そして試合は0-1のまま終了し、カタールが貴重な一つのゴールを守って勝利を収めた。アジア屈指の強豪である韓国だが、なんと1960年以来63年間優勝から遠ざかることになる。
カタールは29日にUAE対オーストラリアの勝者と準決勝で対戦する予定だ。