「グルージャ盛岡」として最後となった昨季の明治安田生命J3リーグを13位で終えた、いわてグルージャ盛岡。
盛岡市、北上市などこれまで32市町村をホームタウンとしていたが、昨年新たに陸前高田市が加わり、33市町村に増加。これに伴い、岩手県を代表するJクラブとして今季から「いわて」を追加し改名した。なお、公式のチーム名略称は「岩手」になる。
そんな岩手の2019シーズンに向けたユニフォームが発表となった。左胸には、改名と同時にデザインを一新したNEWエンブレムが付く。
Iwate Grulla Morioka 2019 Under Armour Home
デザインは、岩手県出身の教育者・思想家である新渡戸稲造が残した名著『武士道』がコンセプト。
武士道とは、言うなればフェアプレー精神。ユニフォームの骨子には、武士道の根幹となる2つの徳「義- 決断する力、節義(人としての道を守ること)」、「勇- 正しきことを為すこと、勇気」を2本の線で表現している。
新渡戸は1933年、会議に出席のため訪れたカナダで倒れ、そのまま帰らぬ人に。盛岡市は2020年東京オリンピック・パラリンピックでカナダのホストタウンに決まっていることもあり、岩手とカナダの両方と関係のある新渡戸に着目。彼が残した代表作をデザインした。
昨季から引き続き、首元の内側にはホームタウンの33市町村名が入る。
コンプリートルックはこんな感じで、ホームキットは全身ホワイトを基調。サプライヤーはUnder Armour(アンダーアーマー)で継続する。