『All Nigeria Soccer』は18日、「オグヘネカロ・エテボの財団が、孤児院や老人ホームなど様々な施設や団体に寄付をした」と報じた。

2016年に行われたリオ五輪の開幕戦、日本代表はナイジェリアを相手に4-5で敗北した。その際に4ゴールを叩き込んだのがFWオグヘネカロ・エテボだった。

この活躍で注目を集めたエテボは、その後ポルトガルでセンターハーフに転向し才能が開花。今季はイングランド2部のストーク・シティへと移籍している。

彼は自身が代表を務めるエテボ・オグヘネカロ・ピーター財団を運営しており、ナイジェリアの恵まれない人々を支援していると言われていた。

しかし今回の報道によれば、彼が行っている寄付は想像以上のものであるそう。

昨年11月9日にはデルタ州にある公立小学校64校すべてに教科書(一万冊以上)を寄付していたとのこと。

さらに2月7日にはエテボの息子ウィルスの誕生日を祝い、なんとナイジェリアに大規模な寄付を行ったという。

その対象は地域の各孤児院、老人ホーム、犠牲になった警察官やナイジェリア軍の未亡人達による団体で、多くの食料や石鹸など生活必需品をかなりの量提供したそうだ。

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オグヘネカロ・エテボ

「政府であっても、あらゆるレベルの人々のニーズを満たすことは出来ない。その事実を強調したいと思う。我々は社会の貧困層に恩返しをする必要があると信じているんだ。

ボコ・ハラム(イスラム過激派組織)の反乱を鎮圧するために多くの英雄がこの世を去った。彼らが残した未亡人や家族は、間違いなく我々の支援を必要としているのだ」

エテボは今年24歳になる若手選手。寄付が公に伝えられているのは「氷山の一角」だそうで、妻のベテルらが中心となってデルタ州の様々な場所で支援を行っているという。

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