圧倒的な身体能力と足元も兼ね備える

そのプレースタイルはJリーグで見せた通りで、まさにブラジリアン・ザゲイロ(ポルトガル語でセンターバックの意味)を体現したような選手だ。187cmの長身で圧倒的な身体能力があり強さ高さ速さを兼ね備えている。アグレッシブな守備が得意でボールを積極的に奪い取るようなディフェンスを見せる。

その一方で、高い攻撃力が特徴だ。特にパスはストロングポイントの1つといってよく、この試合でもアシストにはならなかったがビジャへのパスは一瞬にしてチャンスを生んだ。これまでもシーズンを通して80%のパス成功率を超えることは多く、96%のパス成功率は決してフロックではない。縦へのパス意識の高さはダンクレーらしさの象徴の1つだ。

Jリーグではまだドリブルはほとんど見せていないが、自らボールを持ちあがっていく力もありかつての闘莉王やルシオといったブラジル出身の選手を彷彿とさせる部分がある。