伊藤 翔(鹿島アントラーズ)
今季の成績:5試合5ゴール(J1は3試合2ゴール)
ポステコグルー体制となり斬新な攻撃サッカーを展開する横浜F・マリノスは、選手の潜在能力を引き出す場としても有効に機能している。
三好康児や久保建英(FC東京)がその好例であるが、「和製アンリ」こと伊藤翔もまた、マリノスでの戦いを経て大きく羽ばたこうとしている。
今年1月、アジア王者である鹿島へ電撃移籍した30歳は、開幕から公式戦5試合5ゴールと大爆発。負傷で戦線を離脱した鈴木優磨の穴を埋めているのだ。
先日はACLで2ゴールを記録したが、その落ち着いたフィニッシュはまさにアンリの現役時代を思わせる決定力だった。
長身でポストプレーや守備もいとわない。もしかすると“ポスト大迫”は、大迫より2歳年上のこの男になるのかもしれない。