■快進撃を持続させるには…
4試合を終え、4連勝で首位に立つ琉球。この勢いを終盤まで持続できるかが、今季のテーマとなるだろう。
勢いを持続するには、指揮官の采配とラッキーボーイの出現が不可欠。長いシーズンでは、必ず勝てない時期や上手くいかない時期がやってくる。その際にシステム変更やメンバーの入れ替えで流れを変えることができれば、大きく沈むことはない。
例えば、昨季のJ2で2位と躍進し、J1昇格を果たした大分トリニータも、昨季は勝てない時期を経験した。そのピンチで片野坂知宏監督は、3-5-2の新機軸を導入。また、出場機会に恵まれなかった選手たちを次々に抜擢し、悪い流れを断ち切った。そして最終的には2位でフィニッシュし、J1への切符を掴んだのだった。
現スカッドを見ると、3試合連続ゴールの上門がブレイクの予感を漂わせ、早くもラッキーボーイ的な活躍を見せている。
疲労の蓄積があるシーズン中盤から終盤にかけてはこうした好調な選手が起爆剤となるだけに、今後も台頭を期待したい。特に昨季7ゴールを奪った和田凌は鈴木の活躍もあり、まだ出番がない。この悔しさを力に変え、爆発する姿に大いに期待したい。
2019/3/17 written by ロッシ