圧倒的な力を見せた1年だった。

11月3日に行われたJ3・30節のザスパクサツ群馬戦で、4得点を挙げての快勝を収めたFC琉球。ホームのサポーターの前でJ3優勝を決め、悲願のJ2昇格を成し遂げた。

ホームで無敗(11勝4分)を誇るなど、シーズンを通して攻守に力の差を見せつけた琉球。今回の当コラムでは、魅力的なサッカーを貫いたJ3王者にフォーカスを当て、キーマンなどを紹介していきたい。

■基本形はアンカーを置いた4-1-4-1

攻撃的なパスサッカーを基調とする琉球の基本システムは4-1-4-1。

最後尾はキャプテンの朴一圭で、最終ラインは右から西岡大志、増谷幸祐、瀧澤修平、徳元悠平という不動のラインナップ。

小松駿太、中川風希、枝本雄一郎のトライアングルがリズムを創り、左右のサイドハーフに富樫佑太と富所悠、1トップに大卒ルーキーの和田凌が入る。