セルゲイ・シェルバコフ(ソビエト連邦/1991年)
ポルトガルで行われた1991年大会。ルイス・フィーゴやマヌエル・ルイ・コスタら「ゴールデン・エイジ」と呼ばれた後のスター選手が躍動した。
その大会で得点王に輝いたのは3位となったソビエト連邦のセルゲイ・シェルバコフ。現ウクライナのドネツクで生まれた彼は、6試合で5ゴールを決めて得点王に。しかし彼のサッカー人生はまさに苦難の道だった。
注目を集めた彼は、大会が行われたポルトガルの名門スポルティング・リスボンに引き抜かれることになったが…1993年に悲劇が襲う。
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彼を呼び寄せたボビー・ロブソン監督が解任されたため、その送別会が行われた。シェルバコフはその帰り道で交通事故に遭遇。飲酒の上シートベルトをしていなかった彼は頭蓋骨と脊椎を3箇所骨折し、腰から下を全て麻痺するという怪我を負ってしまった。
22歳という若さで選手生命を絶たれてしまった彼であるが、現在は慈善団体と協力して活動しており、障害を持っているサッカー愛好家や少年たちを支援しているそうだ。