昨季途中からフランス・リーグアンのナントで監督を務め、降格圏に沈んでいたチームを劇的に立て直したヴァイッド・ハリルホジッチ氏。
冬にエースのエミリアーノ・サラを不慮の事故で亡くしてからも戦力的に苦しいチームをまとめ、12位という成績で残留に成功している。
しかし今夏は補強の動きを巡って会長のヴァルデマール・キタ氏と激しく対立していることが伝えられており、辞任の可能性が高いと言われていた。
そして今回『Eurosport』などが伝えたところによれば、開幕を直前に控えたこのタイミングでハリルホジッチとナントが合意に達し、指揮官の退任が決定したとのこと。
ハリルホジッチは今夏について「8~9人の選手が必要だが、誰がやってくるのがわからない。心配している」と話しており、希望した補強が全く行われないことを指摘していた。
『footmercato』によれば、そのハリルホジッチが獲得を希望していた選手の一人がレアル・マドリーに移籍した久保建英だったという。
ただ、ナントは久保建英がスペイン行きを目指していたことから予算を超過すると考えて撤退していたそう。