昨年、中国人会長のリー・ヨンホン氏が追放され、アメリカのヘッジファンドであるエリオット・マネージメントがオーナーとなったミラン。
『Milannews』によれば、昨季の経営における損失が「クラブの歴史上最悪」のものとなったとのこと。その額は一昨季よりも2000万ユーロ(およそ2.4億円)増加し、1億4590万ユーロ(およそ175.8億円)であるという。
収益は2017-18シーズンの2億5580万ユーロ(およそ308.2億円)から6.1%減少し、2億4110万ユーロ(およそ290.5億円)に。
選手の販売、スポンサー収益、チケット販売による収益はすべて一昨季よりも下がっており、放映権料だけが1億930万ユーロ(およそ131.7億円)から1億1380万ユーロ(およそ137.1億円)に微増している。
一方でクラブの運営費用は一昨季から5.1%増加し、3億7300万ユーロ(およそ449.4億円)と歴史上もっとも大きい額となった。その中ではローンで借りただけのイグアインに1020万ユーロ(およそ12.3億円)、バカヨコに290万ユーロ(およそ3.5億円)が費やされている。
しかし、練習場やプレスルーム、通信設備などへの投資もかなり行なわれていることもあり、クラブが生まれ変わるために必要な損失だと主張されているそう。
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今季はヨーロッパリーグを辞退してチームの建て直しに動いたミランであるが、8節を終えた時点で13位と低迷しており、念願のチャンピオンズリーグ出場権獲得はかなり厳しいものになっている。