ブエノ(鹿島アントラーズ)
徳島ヴォルティスからレンタルバックした今シーズンだったが、序列はセンターバックの4番手で、リーグ戦における出場機会はほとんどなかった。
しかし、第17節から4試合連続で守備固めの切り札として起用されると、初先発となった第22節の横浜F・マリノス戦以降はスタメンを張り続けている。
強みは圧倒的な身体能力。首位FC東京との天王山では、ディエゴ・オリヴェイラのフィジカルと永井謙佑のスピードを相手に完封してみせた。
今年から最終ラインの大黒柱に成長した犬飼智也に比べると、軽さが目立つ瞬間もあって安定感にやや欠けるが、そのポテンシャルは元同僚の昌子源も羨むほど。ブエノの台頭によって、鹿島が逆転優勝を果たすためのラストピースがはまった感じを受ける。