FIFAインターナショナルマッチウィークが終わり、週末から各国トップリーグが再開される。
ただ、“FIFAウイルス”とも揶揄されるように代表選手が負傷するケースが散見された。
チェルシーはフランス代表MFエンゴロ・カンテがアイスランド戦直前に鼠蹊部を負傷。その試合ではメンバー外となったものの、トルコ戦ではベンチ入り(出場はなし)。だが、週末のニューカッスル戦では起用することができなくなってしまった。
今季のカンテは膝、足首、ハムストリングを痛めるなどフィットネスに苦しんでいる。そのため、フランク・ランパード監督は9月にはカンテを代表招集しないでくれと嘆願していた。
『Guardian』によれば、チェルシーのランパード監督は、フランス代表とディディエ・デシャン監督をこう批判したとのこと。
フランク・ランパード(チェルシー監督)
「カンテについては笑い事ではない、インターナショナルブレイクの前に連絡していたからだ。彼は怪我をしていたからさ。
選手の利益を考えるべきだ。(9月の代表戦には)彼は行かなかった、我々両者はそれに合意にしていた。物事はそう機能するべきだ。
最初の試合(アイスランド戦)後、彼はメンバー外になった。その後、2試合目の前日にフィットネステストを受け、プレーができないのは明らかだった。
そして、彼はその試合でベンチに座った。それはコミュニケーションではない。
笑い事ではないと思う」
アイスランド戦でメンバー外になった後に代表を離脱して帰国しなかった点を指摘。また、チェルシーのメディカルたちはフランス代表からカンテの情報を得ることに苦労したそうで、コミュニケーションがなかった点にも苦言を呈していたという。
指揮官は素晴らしい選手であるカンテに対してもっといい形で対処できたはずと考えているようだ。