ソクラティス・パパスタソプロス
クロップのもとでプレーしたブンデスリーガ時代が全盛期だったソクラティス。31歳になった今季のパフォーマンスが昨季のムスタフィよりもいいと言えるファンは誰もいないだろう。
ドルトムントではソリッドなDFだっただけに、守備陣のテコ入れを必要としていたアーセナルが彼を獲得したのは理に叶ったことだった。
その獲得において大きな役割を果たしたのはスーパースカウトと評されたスヴェン・ミスリンタット。だが、彼が推薦した契約は全て平均以下だった。
ポジショニングミスから足元のミスに至るまでソクラティスの失策によってアーセナルは幾度も代償を支払ってきた。よって、フレドリック・ユングベリ暫定監督が初戦で彼をスタメンから外した決断は難しくなかったはずだ。
ダヴィド・ルイスにいい点があるとすれば、ボールプレーと空中戦の強さだろう。一方、パパスタソプロスにはこれというものがない。このリーグは彼の手に余るものだということが証明された。