どんなスタジアムが検討されている?
現在は「渋谷スクランブルスタジアム」として、様々なエンターテイメントが楽しめる多目的スタジアムがイメージされている。
2019年秋にはコンセプトムービーが公開された。
イメージ画像や動画を見る限り、サッカー・ホッケー場とイベント広場を合わせた土地に建てることが想定されているようだ。
完成目標は2027年。収容人数は3~4万人と伝えられている。
誰が推進している?
情報を主に発信しているのは一般社団法人 渋谷未来デザイン。
同団体は2018年4月に以下のような目的で設立された。
「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」が2017年に策定した基本構想に沿って、この度新しい形の産官学民連携組織である「一般社団法人渋谷未来デザイン」(代表理事:小泉秀樹<東京大学教授>、英語標記:Future Design Shibuya、以下:FDS)を、2018年4月2日に設立いたしました。
《代表理事》
小泉秀樹 東京大学教授(代表理事)
《理事》
佐藤仁 東京商工会議所渋谷支部会長
大西賢治 渋谷区商店会連合会会長
長澤貴淑 西武信用金庫渋谷支店長
浜田敬子 BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長
金山淳吾 (一財)渋谷区観光協会理事長
須藤憲郎 事務局長
長田新子 事務局次長
《監事》
太田諭哉 日本公認会計士協会東京会渋谷会会長
渋谷未来デザイン設立のお知らせ(2018.04.25)より
http://fds.or.jp/update003/
より具体的には、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を、領域を越えて収集し、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性をデザインする組織として設立された、とのことだ。
対象はもちろんスタジアムだけにとどまらない。2019年度は、SDGs、エシカル、MaaSなどグローバルな視点での都市の将来像を踏まえ、「都市の体験デザイン」「都市の空間価値デザイン」「市民共創のデザイン」「都市のブランドデザイン」「都市間・大学連携デザイン」という5つの領域を切り口とした都市デザイン事業を行っている。