現在新型コロナウイルスの感染が急速に広がっているイタリア。毎日のように死者が増えており、サッカー界も対処を余儀なくされている。
先週末に行われた試合はすべてが無観客で開催され、ユヴェントスとインテルの「イタリアデルビー」もがらんとしたスタジアムの中で戦われていた。この雰囲気は独特…。
この新型コロナウイルスの問題により、イタリア・セリエB(2部)を戦っているコゼンツァで珍しい出来事があったそう。
20チーム中19位と残留争いを繰り広げている彼らは、先週末キエーヴォ・ヴェローナとのアウェイゲームを行うため、遠征をしなければならなかった。
ところが、29歳のDFトンマーゾ・ドラツィオと34歳のMFミルコ・ブルッチーニの2名が突然招集に応じることを拒否し、試合に参加したくないと通告したという。
『Gazzetta dello Sport』によれば、やはりこの2名が懸案したのは新型コロナウイルスの感染であるとのこと。コゼンツァは南部のレッジョ・エミリアに本拠地を置くクラブだが、キエーヴォ・ヴェローナは感染の中心地とされている北部のヴェネト州にある。
しかしもちろんこれはクラブの規定違反に当たることから、2選手には何らかの処罰が下される可能性が高いようだ。