元日本代表監督ヴァヒド・ハリルホジッチ氏も指揮したFCナント。PSGと同じ8度のリーグ優勝を誇るフランスの名門チームだ。

直近の優勝は2000-01シーズンだが、当時のレイナルド・ドゥヌエ監督が大事なはずの優勝メダルをオークションに出した。

『EUROSPORT』によれば、新型コロナウイルスと闘うナントのCHS(大学病院センター)に寄付をするためだったそう。これを聞きつけたナントのサポーターたちは資金を出しあい、オークションでメダルを競り落とすことにしたという。

その理由はドゥヌエ氏にメダルを返還するため。ナントサポーターだけでなく、宿敵レンヌのファンも含めた450人以上から12600ユーロ(148万円)ほどの寄付が集まったそう。

「ありがとう、監督。あなたは自分のメダルを持っておくにふさわしい人です」、「メダルは私たちと同じように家にいなければいけない」などとのメッセージが寄せられたという。イニシアティブをとったナントサポーターは「レイナルド・ドゥヌエは何よりも集団の強さを信じてきたから。このメダルは共通の遺産だから。このメダルは彼が成し遂げたこととフランスサッカー界に残した功績を象徴するものだから」と訴えていたそうだ。

これでドゥヌエ氏がメダルを手放すことなく、医療機関には寄付がされることになるようだ。

71歳のドゥヌエ氏は現役時代もナントでプレーし、ユースを経てトップチームを指揮した人物。ユース出身の若い選手達を中心にした攻撃的で魅力的なチーム作りが評判だったが、今でもファンたちから敬愛されているようだ。

いかに当時の優勝が凄かったかが分かる映像がこれ!

優勝瞬間、ピッチがとんでもないことに…!

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