かつてアーセナルで活躍した元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ。彼にしかできないプレーを連発するまさに天才的選手だった。
その傑作のひとつが、2002年のニューカッスル戦でやった伝説ゴールだ。『fourfourtwo』の最新号でベルカンプはあのプレーをこう振り返ったそう。
デニス・ベルカンプ
「あのゴールから一週間は『あれは意図的だったの?』という質問を皆からされたよ。
自分にはその質問の意味が分からなかった。
数日間はテレビであのゴールを見なかったんだ。あまりに多くの人に聞かれるので、『よし、皆が見たものを自分も見なきゃな』と思った。
見直してみると、その意味が理解できたよ。
(ロベール・)ピレスからのパスは少しだけ自分の後ろだったので、その状況に体を適応させたのさ。
ワンタッチでゴールに向かいたかったからね。
ボールにタッチしたけれど、すでに体は反対側にターンしていた。だから、かなりいい感じに見えたのさ!
多くのゴールでは、選手は最後の瞬間にやることを決める。私も同じだった。
そういう風に見えるのは嬉しいし、皆がいまだに話題にしてくれるのも嬉しいね」
自分ではその凄さが分かっていなかったというベルカンプ。天才すぎる発言だ…。
その伝説ゴールがこちら(以下動画1分51秒~)。
これを意図的にやるとは信じられない…何度見ても凄すぎて理解不能!
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当時アーセン・ヴェンゲル監督も「あのようなゴールをそう多く目にすることはないだろう。アンビリーバブルなゴールだった」と脱帽している。