――『eFootball ウイニングイレブン 2020』からどんな点が変更されるか教えてください。言える範囲で構いませんので、ライセンス部分でも。

非常に残念なのですが、ACミラン、FCインテルナツィオナーレ・ミラノという2クラブの契約が更新できず、『eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE』では架空のチームになってしまいます。選手は実名で搭載されますが…。

ファンの方々には非常に申し訳なく思っています。それ以外は基本的に同じライセンスが搭載される予定です。

――今回の発表では、2021年発売作品のデモ映像も公開されました。「新たなサッカーゲームエンジンの開発」とのことで動画にはUnreal Engineのロゴも出てきます。次世代機向けということでUnreal Engine 5なども話題ですが、具体的にどんなエンジンになるのでしょうか?

上記の通り、新エンジンは選手モデル、アニメーション、物理表現、グラフィック、サウンド、コントロールといったゲームプレイ(試合部分)の全ての要素のクオリティーがアップします。

また、それに合わせマスターリーグやmyClubといったモードも発展、もしくは刷新します。

※下は「Unreal Engine 5」のデモ映像。これが次世代機クオリティ…。

――「ウイイレ」シリーズはPS1~PS4、そして次はPS5と、何世代ものゲーム機を跨いで来ました。次世代機に移行する際に注意していることは何でしょう?

次世代機に移行する際に、当然お客様の期待も高まります。

この期待にこたえられるようなクオリティに到達できないと、期待から失望に変わってしまいます。ユーザーの方々にそういう思いをさせないようにすることを常に注意し、考えています。

――現在はどのような形で「ウイイレ」の開発は行われているのですか?海外にもスタジオがあるのでしょうか?

海外スタジオは現在ありません。コンシューマーもアプリも純日本製で、我々のチームが開発しています。