先日のフランス・ダービーで大きな話題の一つとなった、ネイマールをめぐる人種差別問題。

彼はマルセイユのDFアルバロ・ゴンサレスから人種差別的な挑発を受けていたと訴えた一方、酒井宏樹に対しては「クソ中国人」とアジア人を差別するスラングを発していたという。

その映像と言われるのがこれ。証拠であるとされている。

この問題に対して先日フランスサッカー連盟会長のノエル・ラ・グラエは「サッカーにおいて人種差別的な現象は存在しない、あるいはわずかしかない」と発言していた。

それに対して、今回あの元フランス代表DFパトリス・エヴラがInstagramで8分の動画を投稿。代表での凄まじい出来事を激白した。

パトリス・エヴラ

「フランスサッカー連盟会長のノエル・ラ・グラエはめちゃくちゃだったね。すぐ追放すべきだよ。

これは真剣な話だよ。それ以外の言葉はない。

2010年W杯のあと、クレールフォンテーヌ(フランス代表の練習場)で何があったか話す義務があると思う。よく知っている。

『ディディエ・デシャン、あなたのチームのサルどもを連れてアフリカに行け』などのメッセージをいくつ受け取ったことか。

それでも我々はそれらを隠した。私はいくつかを見たがね。糞便でいっぱいの箱すら送られてきたよ」

「みんなで食事をする場所があるよね。そこは我々選手が座る場所を決めていた。しかし大統領や政治家が来るとすべてが変わるんだ。

突然、私はママドウ・サコやバカリ・サニャがいたテーブルの端っこに座らされた。

そしてウーゴ・ロリスやローラン・コシェルニのような選手が、中央にいる大統領のそばに置かれるんだ。我々はそのルールを知ってしまった。

大統領が写真を求めたときには、サコーやサニャよりも、ロリスやコシェルニが近くにいたほうがいいのだとね」

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大統領の周りに白人の選手が置かれ、黒人選手は遠くに回される…そんな状況を経験したという。

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