先日バルセロナの会長を辞任したジョゼップ・マリア・バルトメウが会見でバラしたため、改めて話題を集めている「欧州スーパーリーグ計画」。

欧州のビッグクラブ16~18のみが参加し、強いチーム同士の対戦が数多く行われるエリートコンペティションを作ろうというプロジェクトだ。

アメリカの投資銀行から46億ポンドもの支援が行われるとも伝えられており、各有力チームがそれについて水面下で話し合いを続けているという。

バルトメウ会長はバルセロナにもその誘いがあったこと、そして合意していたことを明らかにし、そして職を辞していった。

『Guardian』で、そのスーパーリーグ計画に対して苦言を呈したのがアーセン・ヴェンゲル氏。現在FIFAで国際コーディネーターを務めている彼は、この計画はプレミアリーグを破壊することを狙っているのではないかと語ったそうだ。

アーセン・ヴェンゲル

「プレミアリーグには優位性がある。

他のリーグは、プレミアリーグが持っているその利点を破壊しようとしたのだ。彼らにとって、それを達成するための最高の方法が『ヨーロッパのリーグを作ること』だ。

つまり、基本的には 『プレミアリーグを破壊する』ということだ。そして、英国のビッグクラブから合意が得られれば、それが可能となる。

投資家が最優先する目標は何か?それはより多くのお金を稼ぐことである。

そして、ヨーロッパスーパーリーグはおそらくより多くのお金を稼ぐための一つの方法であるのだろう」

世界で最も裕福であると言われるプレミアリーグ。国際的な放映権ビジネスに成功し、他の国よりも大きな資金を得て、それを基盤に各クラブが成長を続けている状況だ。

他の国のビッグクラブはその流れを破壊したいと企てており、欧州スーパーリーグを設立することでプレミアの優位性を失わせる…という狙いがあるのでは?とのことだ。

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