イラクリーグ1部のアル・カルーフ対アル・タラバーの試合で、珍しい場面があったようだ。
試合は互いにゴールを奪えず0-0。そのまま迎えた60分のことだった。突然棺桶を抱えた葬列がスタジアムの中に!
これはかつてアル・タラバーとアル・カルーフを率いた監督アブドゥル=カリーム・サルマン・ジャーバル氏の葬儀だったのだそう。
イラク代表のアシスタントコーチも歴任した彼は、12月2日に新型コロナウイルスの感染によって死去していた。
死去からわずか1週間でかつて指揮したチームが対戦するという偶然もあり、この珍しい「試合中に葬列が通る」というセレモニーが行われたようである。