冨安健洋、遠藤航、鎌田大地らが巣立っていったベルギーリーグ。
いま最も一貫したプレーを続けている日本人選手のひとりが森岡亮太だろう。
シャルルロワで主力としての地位を確立しており、今季は全試合に先発出場している。
1ゴール1アシストの活躍を見せたセルクル・ブルッヘ戦では3-4の勝利に貢献し、週間ベストイレブンにも選出された。
その森岡はアンデルレヒトとの第17節でも劇的な決勝ゴールを演出。スコアレスで迎えた後半アディショナルタイム、ゴール前でパスを受けると冷静にアリ・ゴリザデーへのパスを選択して決勝ゴールをアシストしてみせた。
森岡は強引にシュートも狙えそうだったが、フリーになっていた味方へのパスを選択。シュートを相手GKが処理し損ねた感はあるが、劇的な時間帯での決勝ゴールとなった。
1-0で勝利したシャルルロワは暫定ながら2位に浮上。森岡は攻守に貢献できる選手として評価されており、『Sporza』では「森岡はシャマー・ニコルソンへの素晴らしいパスもあった」と伝えていた。
一方、アンデルレヒトのヴァンサン・コンパニ監督は「我々にはあまりチャンスはなかった。シャルルロワは我々(のミス)によるチャンスを掴んだ。それが違いで、それ以外は同等だった。非常にいいチャンスになりそうなカウンターで完全にミスってしまった。相手ゴールに向かう代わりに自分たち自身でトラブルに陥った。その5秒後には1-0になっていた」とこぼしていた。