2007年から2017年までレアル・マドリーでプレーしたポルトガル代表DFペペ。

レアルで334試合に出場した彼が『Marca』のインタビューに答えた。

ポルトから加入した当初はレアルの戦術に仰天させられたそう。

ペペ(現ポルトDF)

「最初の試合はアトレティコ・マドリー戦だった。

僕は戦術的に組織されたクラブ(ポルト)から来た。ボールが左に出たら、そこでプレスをする。右なら右でというのが基本だった。

マドリーで見つけたのはカオスだったね。相手がカウンターで1vs1の状況になり、僕らは走って戻っていたんだ。

ファビオ(・カンナヴァーロ)に『ファビオ!ファビオ!カバー、カバー!!』と叫んだら、『ノー、ノー。ここにはそれはない。それぞれ別々なんだ』と言われてしまった。

『クソが!』って感じだったね。

相手のサイドバックもピボーテも上がってくるのが見えた。『何だこりゃ?背後には50メートルもあるのに、ここで1vs1をやるのか』と思ったよ。

その後に落ち着いて、うまくやれると考えた」

カバーリングなど存在しないカオス状態だったそうで、記事では「レアルの戦術的惨状」というタイトルがつけられている。

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そんなペペはカンナヴァーロと初めて会話したシーンも回想。

練習では話すことができずにオーストリア行きの機内で勇気を持って話しかけたそう。 

雑誌を読んでいたカンナヴァーロに「カンナヴァーロ、カンナヴァーロ、その雑誌いい?」と小声で話しかけるも、「カンナヴァーロ?僕の名前はファビオだ」と背を向けられてしまったとか。

結局、カンナヴァーロは雑誌をくれたというものの、それまでの数秒が永遠に感じられるほどだったそう。

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