FC今治は31日、株式会社梓設計とともに、2020年1月から基本設計を進めてきた新スタジアムプロジェクト「里山スタジアムプロジェクト」のwebサイトがオープンしたことを発表した。

元日本代表監督の岡田武史氏が代表を務めることでも知られるFC今治。新スタジアムプロジェクトのコンセプトは「里山スタジアム」で、サッカースタジアムを核に地域とヒトをつなぎ、人々の感性を呼びおこす、次世代の文化・交流拠点を目指すという。

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事業費はおよそ40億円。収容人数は座席数で6,000人を予定しており、クラブのステージに合わせて段階整備が可能な設計になるようだ。

「里山スタジアム」のベースにあるのは、ヒト・モノ・コトを集積し、自然・景観と共生しながら、今治の魅力を再発見する“居場所づくり”。人々のリアルな交流や感動を生みだし、子どもからお年寄りまで多世代に渡って、訪れる人々を元気にする新スタジアムを核とした地方創生に取り組むことになる。

【里山スタジアム】を形成する仕掛けづくり

【里山スタジアム】は、365日の賑わいを創出する仕掛けをふんだんに盛り込みました。サッカーの試合日は、お祭りのようなワクワク感を演出する「里山」空間に加えて、臨場感あるピッチに近い観戦環境、VIPルームや多様な観戦環境を生み出す「里山ボックス」、スマートテクノロジーの導入など、試合をより楽しんでいただける最先端のサッカースタジアムとします。また、試合のない日も訪れる人々が関わり合いながらゆっくりと憩え、様々なアクティビティも体験できる開かれたスタジアムを目指しています。訪れる季節や時間ごとに違った風景を見せる「里山」空間は地域の皆様と共に創り上げていきながら、常に進化し続けます。地域や自然環境との連携や循環の中で成長し続ける<里山スタジアム>は、今後、何世代にもわたって愛され、まちのシンボルとなっていくことを目指します。

現在ホームとしている、夢スタこと「ありがとうサービス. 夢スタジアム」に続く今治のスタジアムプロジェクト。建設予定地は夢スタの道路を挟んで反対側に広がる空き地だ。

すぐそばにイオンモール今治新都心がある点も強み。ちなみに、夢スタは「里山スタジアム」が建設されたとしても、トップチームのトレーニング、練習試合、レディース、アカデミーの選手が利用する予定だという。

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今治の新スタジアムは、2023年2月の開業に向け、2021年4月から実施設計に着手する予定となっている。

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