“投げ銭”との違いについて
―ファンエンゲージメントということで、湘南様は Engate様のほうでも活動されています。今回のクラブトークンと、 Engateでの活動は、どのように違うのでしょうか。
平:Engateさんはギフティング、投げ銭という理解をしています。クラブや選手に一方向に応援いただくようなイメージをしています。トークンについては、例えばサポーターもトークンの売買を行えたり、投票でクラブの企画に参加いただくようなイメージで別の体験提供になります。ご支援頂くという大きな意味では一緒なのですけれども。
田中:もう1つ補足させていただくと、投げ銭をしたら消費という形だと思うのですけれども、今回はトークンという形で手元に残ります。トークン自体が資産として応援者に残り、今後マーケットで高く価値を持つというところもあります。
フィナンシェCEO 田中 隆一 氏
―投票についてですが、トークンをたくさん持っている人は投票権も多いという認識でよいのでしょうか。
田中:その通りです。トークンを保有数の多いほうが声が大きくなるような形でベース設計をしております。
―いっぱいお金を持っている人が発言力も強くなるのではないかと懸念をされている方もいらっしゃると思うのですが、その辺はどうなのでしょうか。ある程度でキャップ(※2)をつけるとかするのでしょうか。※2 投票で有効な上限票数
田中:そこはおっしゃるとおり、企画によってはキャップをつけていくなど、それぞれの投票の内容によって変えていくことができ、いま具体的な内容を湘南さんと詰めて出していく予定です。
一方でトークンを持っている1つの価値として、投票数によってある程度声の大小を上下させていきたいので、仕組みを受容していただき進めたいと思っています。